2010年03月19日
明恵上人樹上座禅像:国宝 京都、高山寺
明恵上人樹上座禅像(みょうえしょうにんじゅじょうざぜんぞう)
:国宝 京都、高山寺 京都国立博物館寄託
枝分かれする松の木に座って修行する明恵。
明恵上人は、高山寺の裏山の中にいくつもの座禅の場を設定して、自然の中で修禅したようです。

栂尾(とがのお)の高山寺境内には、明恵上人が建仁寺の栄西から譲られた茶種を植えた、
日本最古 といわれる茶園が有ります。
高山寺は、明恵上人が後鳥羽上皇から賜った栂尾の地に開いたもの、すぐ近くには、
承久の乱で未亡人となった女性のために開いた尼寺 善妙寺があります。
また、明恵は宇治の駒蹄影園(こまのあしかげえん)にも 茶園を開き、宇治茶の起源となりました。
鎌倉時代、明恵上人が開いた
2010年03月18日
一休宗純像:東京国立博物館
一休宗純像は 重要文化財として 東京国立博物館で見ることが出来ます。
とんち話の一休さん で有名ですが 一休さんは実在した 一休宗純をもとに生まれた逸話です。

一休宗純は、南北朝統一を成した後小松天皇の落胤(らくいん)と言われ、幼少の時から
京で学問を学び、修業をしました。
一休さんが再興し、後半生を過ごしたのが酬恩庵(一休寺)。
自身のひげと頭髪の植えつけられた一休禅師木像が伝えられています。
一休さんの墓所は、酬恩庵境内にあり、現在も宮内庁が管理しています。
2010年03月18日
空也上人立像:六波羅蜜寺
空也上人立像
「市の聖」と呼ばれた空也が、念仏を唱えながら全国を行脚したのは、
平安時代の中期でした。

口から飛び出している6体の化仏は 、それぞれ「南無阿弥陀仏」を表しています。
リアルさを追求した鎌倉彫刻の代表的傑作です。